何も見えない闇…
冷たくて…暗くて…悲しくて
どうして私は独りなの…?
どうしてこんな場所にいなきゃいけないの…?
呼んでも誰も応えない…皆、遠ざかる
冷たい目をして
…あるいは恐怖を浮かべて
どうしてそんな表情(かお)するの…?
私が何かしたの…?
不気味…また、あいつが…
疫病神だな…しかし、力を持っている…
利用価値はある…クク…そう、こいつさえいれば…
突き刺さる言葉…軋んだ心が上げる、悲鳴
決して誰にも聞こえる事は無い…
だって…あの人達は耳を閉ざしているんだから…
あの人達は見ようともしてくれないから…
そして心は凍てついて行く…
あの子…気味が悪いわ…ほっとけよ…いつもの事さ
ったく…力さえなければお前なんか…
言葉は深く突き刺ささる…凍てつき、何も感じないはずの心に…
そして…心は血を流す…
苦しい…心が…痛い…
凍てついたはずなのに…痛みを感じないはずなのに…
終わる事の無い地獄…誰も助けなんて来ない…そう、思っていた
でも…
私にはお前が必要だ…来てくれないか?
それは唐突な一言…
そして…ずっと待っていた言葉
心を凍てつかせ…閉ざして…
泣く事すら許されなかった自分に与えられた唯一の言葉…
自分を悲しみから、冷たさから…救ってくれる言葉…
だから私は…
たとえ間違っていたとしても…
許されない事だとしても…
私は…貴方の側にいる…